WheeLog! in 小田原2daysレポート

2019年6月29日、30日の2日間にわたり、神奈川県小田原市で一般社団法人WheeLog、神奈川県西地区リハビリテーション連絡協議会、社会福祉法人小田原福祉会共催のWheeLog! in 小田原が開催されました。小田原福祉会の井口様よりイベントの模様をレポートいただきましたのでご紹介いたします。

今回は、WheeLog!史上初めてのこと尽くしでした。

①初の2DAYS!

まず、2DAYS開催、初日は織田代表の講演会。
「今を生ききる〜難病・障害とともに〜」

普段は企業や教育現場、行政など公のところで話すことが多い織田代表ですが、今回は一般市民の方に車イスユーザーとして私生活も含め、自身の体験を中心にお話をして頂きました。普段は裏方にまわっている夫である洋一さんへのQ&Aも多くみられ、会場は終始温かい雰囲気に包まれていました。加藤憲一小田原市長も会場に駆けつけてくださいました。

講演会の後、会場で懇親会も行い、交流を深めることができました。

講演依頼はこちらから
https://www.oda-y.com/presentation

②福祉施設で初めての実施!

普段のWheeLog!は大学や公共施設が会場になることが多いですが、今回は高齢者福祉施設で実施しました。同じフロアのデイサービスでは通常通り運営されていました。これも、高齢者福祉も障害者福祉も一緒に「在る」素晴らしい姿です。また、バリアフリー環境である高齢者施設は通路も広く、トイレも広く、また、行き交う人たちは介護に関わっている方々なので車イスユーザーにとっても安心の環境でした。

社会福祉法人小田原福祉会潤生園 公式ホームページ

③突風の中のWheeLog!過去最多の参加者数!

今回は、台風や梅雨の影響などで最後の最後まで実施できる分からない状況でした。それにも関わらず69名の過去最多の方々が御参加くださいました。幸いにも実施の時には、大雨の状況ではなく、事故もなく、無事に実施する事が出来ました。また、今回の悪天候から、「車イスユーザーは天候が悪いと外に出られない」というバリアを支える人たちと手をつなげばクリアすることできる!という自信につながったと思っています。「雨にも負けず、風にも負けず・・・」のWheeLog!は将来語り次がれることとなるでしょう。

④WheeLog!x神奈川県西地区リハビリテーション連絡協議会x小田原福祉会

3つの団体がコラボレーションして行うのは初めての試みでした。リハビリテーション連絡協議会は、任意団体であり、神奈川県西地区の理学療法士、作業療法士等の職能団体です。小田原福祉会は、小田原市、南足柄市に40事業所ある高齢者福祉を中心とした社会福祉法人です。日頃は一緒に働くことがなかった団体が、一つの目的に向かい偉業を達成できたことはそれぞれの団体にとっても大きな収穫であったと思います。最後に歌う作業療法士あつーしーさんのミニライブもあり、会場は一体になりました。

⑤WheeLog!史上初(?)の「田舎」開催!

今回は、街の中心地から離れた昔ながらの田園風景が広がる地域です。小さな駅で果たして大丈夫なのか。様々な不安はありました。場所によっては、降りることのできない駅などがあり、そういった場合、タクシー代をJRが補填してくれるなどのサービスがあることも初めて知ることができました。大雨、大風をものともせず、山奥にあるアスレチック公園へ果敢に挑戦し、たどり着いたWheeLoggersもいました。また、田園風景を楽しみながらいくつもの「橋」を制覇したメンバーもいます。たくさんの小田原ならではのものも発見し、小田原をエンジョイしました。

参加者には、車イスユーザーはもちろん、老若男女、外国人の方々など多種多様な方々が集まりました。「車いすでもあきらめない世界へ」ソーシャルインクルージョンの一つの形を姿で現すことができたと思います。

社会福祉法人小田原福祉会 井口健一郎

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